中学受験で学歴を気にする親の多くは、

受験時に学歴や職業をみられて

学校側からふるいにかけられるのではないか、

入学時に子どもが周りとの格差に

ショックを受けてしまうのではないか、

といったことを、とても心配しているみたいです。

 

しかし、実際のところ僕たち子ども側は

中学受験する時も入学した後も

親の学歴のことなど、全くと言っていいほど話題にしませんし

格差など感じたこともないほど

それなりに仲良く遊んでいると思います。

 

さらにいうと、あまりにも自分たちの勉強が忙しくて

うわさに現を抜かしていることが出来ないという、

ちょっと悲しさを感じる、揉めない理由もあります。

 

でも、色々な質問掲示板などでは

中学受験の際に親の学歴で子どもが追い詰められるなど

そういったことを心配する声が多くみられ、

予想と現実との間に大きなギャップがあることがうかがえます。

 

それにしてもなぜ、親は子どもの格差といいたがるのでしょう。

 

僕はいろんなことを調べて掲示板を読んでいくにつれて、

もしかして格差を一番感じたくないのは

質問している親のほうなのでは?と

いじわるなことを思うようになりました。

 

もしかしたら違うかもしれませんが、

もし本当に中学受験で親が学歴に引け目を感じて

学校へ近づくのを渋っているんだとしたら

僕としてはものすごく悲しいと思います。

 

せっかく親子で選んだ学校を、学歴というだけで

避けられるのは当然つらいものがありますし。

 

今回は、そんな親が子どもの中学受験合格後、

「学歴を隠す」心理や対策について書いていきます。

 

 

子どもの中学受験に親の学歴は無関係

子どもの中学受験で、親の学歴や職業を問われたとき、

そのまま正直に回答してしまうと、

進学校やエリート校などはとくに明らかに

子どもの合否に影響を及ぼすという

にわかには信じがたい都市伝説がいまだにささやかれています。

 

数十年前の中学受験では、学歴至上主義であった時勢もあり

高偏差値を誇る難関中学校は

親の学歴や職業で受験生をふるいにかけたりといった

最近やったら問題になりそうなことも

普通にやってのけていたといいます。

 

ただ、最近ではそういった差別はもちろん問題視されますし、

少子化や学歴だけでは人を推し量れないという

価値観の大きな変化にともなうように

受験生本人の頑張りや学力・思考力をみるような入試に

スタイルが変わってきました。

 

そのため、子どもの合否は受験生本人の頑張りや

学力・思考力といったセンスや感受性による面が

根本的な判断基準であり、

親の学歴や職業は無関係なものとなっています。

 

しかし、面接などのある中学受験では

家庭環境や学費を納められる経済状況などを見るという

目的で、学歴や職業に対して質問することもあるようです。

 

 

わかっているけど学歴が気になる親たち

子どもの中学受験に親の学歴は無関係であるということは

たしかに理解はしてはいるものの、

中学受験をさせるおうちの約半分は

お医者さんや社長さんなどのエリート層のために、

どうしても自分たちの学歴などが気になる、

といった気持ちを持つ親は少なくはありません。

 

とくに進学校などではその傾向が強く、

学歴で人は測れないことはもちろん頭にあっても

周囲の身のこなしや話題などを見聞きするにつれ

どことなく疎外感で心が締め付けられるようです。

 

母も、僕の入学当初は喜び半分、

自分が周りからどう見られているかどうか、

いつか学歴のなさなどで笑われるんじゃないか、

といったことに異常なほどおびえていたと話していました。

 

実際そんなことを気にしたところで

何の生産性もないことに気が付いた母は、

自分と別次元の偉人だと思いながら過ごし、

いびりのようなものも受け流しているといっていました。強い。

 

 

中学受験で親同士の学歴が気になる

とくに進学校・難関校と呼ばれる中学受験では、

周りにいる他の受験生たちがエリートコースを突き進んでいる

といった感じの子たちがすごく多いため、

身につけているものや身のこなし、語彙力、

それから言葉遣いで圧倒されることも多いです。

 

気になる親同士の学歴に関する会話ですが、

進学校になればなるほど余裕がある人が

多くいる傾向にあると思うので

そこまでぶしつけな会話をすることは

あまりないと思います。

 

とはいえ、周囲にそこまでの一流ばかりがそろっていると

浮いてしまうのではないかと心配になるかもしれません。

 

子どもに高学歴や高キャリアを持たせたいと思い

中学受験を選択する親は少なくはないのですが

中学受験と親の学歴の問題は、

僕たち子ども側というよりも、

親同士の関わりに対しての悩みの種になっています。

 

だれだって、コミュニティの中で浮いたら嫌です。

 

しかし、中学受験で学歴を気にする親は、

それ以上にもっといろいろな悩みを抱えているみたいです。

 

ここでは、中学受験で学歴を気にする親が

どういったことをとくに気にしているのか

書き出していこうと思います。

 

気になる理由1:子どもに格差を感じさせそう

僕たち子ども側からすれば、多少なりとも

「建前でしょ」と思ってしまうようなこの理由ですが、

親は子どもの生活に影響が出るのが

それこそ死ぬほど心配であるみたいです。

 

とくに親の学歴や職業といったことは

そう簡単に変えられるようなものではなく、

子どもにとってもデリケートな話題であることは確かなこと。

 

親は優秀なクラスメイトたちと密接に関わる子どもが

親の学歴を引け目にみじめな思いをするのではないかと、

本心から心配しているようです。

 

そのため、いくら中学受験が

子どもの実力だけが重視される平等な受験であっても

入学後の子どもの気持ちなどを考えると

少し複雑である親は少なくはありません。

 

とはいえ僕たち子ども側としては、中学受験合格後は

新しい学校生活と怒涛の勉強責めで

親の学歴や引け目を感じる余裕が正直残っていないという

哀愁さえ感じる理由もあるので、

親が思うほどみじめな思いも追い詰められることもないといえます。

 

気になる理由2:親同士の会話についていけない

中学受験で学歴を気にする親の悩みのひとつとして、

親同士の会話についていけないのではないか、という不安があります。

 

高学歴・高キャリアである親同士は

一流大卒でなければなれないような職業の人もたくさんいますし、

海外旅行にどこへ行った、とか

最近買ったものが外車だ、とか

とにかく平凡な僕たちには想像もつかないような

セレブな世界の話題で盛り上がることが多数。

 

そのうえ言葉遣いなんかも天上人のようであるといい、

ますます入り込むことが難しそうであり、

うっかり話に混ざってしまっても、話題や知識がかみ合わず

気まずい空気に包まれることが予想される、

そんなムードをまとっているみたいです。

 

疎外感があると卑屈な態度になってしまうのはどんな人間も同じ。

 

親同士の会話についていけず取り残されてしまうのは

今後、6年間同じ学校で事あるごとに

顔を合わせなくてはいけない保護者同士ですから

ある程度はついていけて仲良くしていたい、

そうしなければ孤立し、どこかの誰かの風のうわさで

隠しておきたい学歴の秘密を

バラされてしまうのではないかと不安に襲われます。

 

実際、親同士はすごくうわべな距離感で

仲良くもなく悪くもなく、という形でつきあっている印象です。

 

母の場合はいっさい関わらないわけにもいかないので

とにかく質問ばかりしてやり過ごしていたといい、

完全なる「聞き手」にまわるとうまくやれるみたいです。

 

気になる理由3:収入面で劣等感

中学受験と親の学歴は無関係とはいえ、

やはり収入面と学歴は結びついて差が顕著に出ます。

 

高学歴の人はそれだけ選べる仕事の幅も広く、

学力が高い、知識が豊富である人は

高収入の専門職を手にすることもできるため

学歴と収入だけはある程度比例してくると思います。

 

とはいえ、そんな方というのは上記のような

セレブな話題が日常会話レベルなので

話しているにつれてあらがえない劣等感にさいなまれるそうです。

 

とくに、私立名門校などに進学した場合などは

学費を支払うだけでもめいっぱいの家庭もいる中、

外車や旅行、子どもの語学留学を応援する姿勢すら見せ

そのうえそれが実力に裏付けられた収入であるがために

うらやましさと妬ましさで

なんともやるせない気持ちになるといいます。

 

そんな収入差を見せられてしまうため、

学費だけであえいでいる自分自身の悩みを

打ち明けることができず、悩んでしまうみたいです。

 

 

中学受験後に学歴格差が周囲にバレるタイミング

中学受験で学歴を気にする親は、子どものためを思いやり

学歴をひた隠しにする傾向が強くあります。

 

そのため「学歴がバレる」ということは

自分自身の名誉のためにも

また子どもの学校生活のためにも

なんとしても避けたい事態です。

 

とはいえ、僕たち子ども側としては

親の学歴はそこまで話題に上ることがない、

というよりはあまり気にするべき問題として

認識されていない側面があるため、

友達同士でなんとなく話題にし、

さらに日常会話として家に帰ってからその親に話すことで、

中学受験で親がなんとか工夫して学歴を隠していても、

子ども経由でバレてしまう、ということはよくある事態です。

(悪気はないです・・・)

 

こういった場合、中学受験で親が学歴を気にしていることや

親の学歴を話題にすることで

もしかしたら何か学校で損をするかもしれないことを

冷静に説明して考えてみるといいかもしれません。

 

中学受験を乗り越えられるほどの子ですし、

一緒に考えてきもちをすり合わせていくことは

難しいことではないはずだと思います。

 

授業の中で「親の職業を紹介する」とき

中学受験校のみならず、学校では入学後に

自己紹介や友達作りのきっかけにする意味も込めて

「親の職業」を紹介する授業がほとんど必ず行われます。

 

公立の学校であれば生活水準や居住区などに

大きな差が出ることもないため

ほとんどの生徒の親は同じような仕事に就き

発表の内容にこれといった変哲は見られません。

 

しかし、私立中学校や進学校などになってくると、

通わせている親も社長さんなどの

セレブな人たちの割合が高くなってくるため、

格差が一気に生まれることも珍しくありません。

 

思春期の女子などは、周りの仕事や家と比べて

ちょっと恥ずかしくなったりするみたいです。

 

入学した直後の授業などで必ず行われる

「親の職業プレゼン」の授業で

家庭環境に関するほとんどの情報が明かされるため

中学受験で学歴や職業を気にする親には鬼門のようです。

 

とはいえ授業であるため免れることもできませんし、

代役を立てる、いっそ欠席するなどして

回避ルートを練っておくといいのかもしれません。

 

子どもの友達が家に来る

友達同士の家に距離がありがちな

私立中学校だからといって、遊ぶときに

毎回どこかにお出かけするとは限りません。

 

たまにはお互いの家を行き来して

ゲームなどで遊ぶ、ということもあります。

 

また、僕たち子ども側には

経済格差の概念が、これといって

確立されていない場合がほとんどのため、

セレブ友達の家に遊びに行ってその場の空気で

自分の家にもお誘いする、ということも

親が思うより気軽に交わされている約束です。

 

そういった関係性であれば、当然ながら僕たち子ども側は

セレブな友達の家に出入りしていますし、

格の違う生活ぶりを目にしたりしているので、ほとんどの場合

「普通な自分の家に呼ぶのは何だか悪いな」と

自分から約束をするようなことはしないものなのですが、

とくにそういったギャップを気にしないタイプや

性格の子であれば、親の心配もよそに

めいっぱい友達を家に招こうとするでしょう。

 

それは、相手がセレブな友達であっても変わりません。

 

そしてその友達も格差などに関して全く気にしないため、

親としてはあまり表沙汰にしたくなかった

学歴や職業に関する情報が一挙に開示されてしまいます。

 

こういった場合も、上記のように

思っていることを真剣に話し合い、

親子で意見交換をしたほうがいいかもしれません。

 

 

中学受験で親同士の学歴を隠す方法

中学受験校といえど、やはり学校なので

体育祭などのイベントごとで

親同士が会話する機会は少なからず存在します。

 

その際、学歴を気にする親は

経済格差や、もっというと知性や教養などが

セレブなおうちに通じてしまうことを恐れています。

 

とくに、子ども同士よりも親同士のほうが

学歴や経済力といった「格差」というものに

ことさら神経質なところがあるため、

水面下の学歴格差・経済格差は恐ろしいもののはず。

 

顔には出さずとも腹の探りあいになることも多くなります。

 

何だかドロドロした関係性が予感されますが、

学歴がバレることなく

親同士の付き合いをしてく方法はなにかないか、

僕なりに色々と考えてみました。

 

ここでは(経験則も入っていますが)、

母の様子も見つつ、僕が考えた僕なりの

「学歴が最低限バレない方法」を書いていきます。

 

なるべく学校に行かない

まずは、保護者が学校に行く機会を

減らすことは大切だと思います。

 

和気あいあいとした校風の学校などではとくに

保護者同士の交流も非常に重視される傾向にあるらしく、

任意参加の交流会や密度の高い保護者会などが

頻繁に開催されるといった場所もあるようです。

 

そういった集まりに参加しないというのは

たしかにちょっと感じが悪いとも思うかもしれませんが、

存外気にされているかどうかといわれると、

実際、参加していないのに気にする方のほうが少ないといえます。

 

むしろ、常に不参加でその場にいないほうが

へんに注目を集めずに済むため、

学歴格差・経済格差・煩わしいお誘いなど

学校や保護者会を避けていたほうが

バレ防止や安心などいいことが多いかもしれません。

 

中学受験で親同士の学歴が気になる場合は、

保護者会や懇親会などの参加は極力避け続け、

体育祭などの必要最低限の参加のみにとどめて

通学をサポートしたほうがいいかもしれません。

 

会話の時は聞き役に徹する

ここでは自分の母のことも悪く言うようなのですが、

中学受験で学歴を気にする親の多くは

高学歴・高収入のエリート層、富裕層に比べ、

語彙力や知性といった

着飾っただけではごまかせない部分で

なにかカッコ悪いものがあらわになるような気がします。

 

また、富裕層が集まる進学校においては

上記にあるような海外旅行や外車、

子どもの語学留学に対する意欲などに関してなどなど

その他たくさんの経済力に関する話題も飛び交うため

しだいしだいに話題についていけなくなり、

自然と輪からはじかれるような疎外感をおぼえてしまう、

という宙ぶらりんの状態になってしまいます。

 

母も、最初のころは友達や仲間を作らなくてはと

一生懸命になりすぎ、

よく声をかけていたそうなのですが

結局いつも話題に合わせて話すことが出来なくなり

「話す側」はやはりよくないなと感じたそうです。

 

母いわく、自分が話題で主導権が握れない場合に

下手に話すと必ず「ボロ」が出るため、

ここは慎重に聞き役になって相手の話で情報を集める、

だそうです。

 

ずるいやり方だなとは思いましたが

確かに母の言う通りなのかもしれません。

 

変な言い方ですが「口は災いのもと」ともいいますし、

焦って話題を振るよりも質問をたくさんしたほうが、

知識もたくさん集まって得が多いといえます。

 

子どもが遊ぶときのお小遣いはしっかりあげる

これは僕たち子ども側が発言するのは

すごくいやらしく聞こえてしまうのですが、

実際のところ、中学受験校において

学歴や家庭の収入事情よりも如実に格差が出やすいのが

「クラスメイト間におけるお小遣い問題」です。

 

中学受験校において、親の学歴や収入がバレる原因というのは

「友達とどこまで遊びに行けるのか」という

目に見える物理的な指標や目印として、

ずっと身近に転がっており

またそれこそが言いたくもない秘密の最大の答えです。

 

さて、この「クラスメイト間におけるお小遣い問題」とはなんでしょうか。

 

多くの私立中学校は、さまざまな地域からの通学者が

おなじ学校に通っているため、仲良くなっても

遊びに行ける手ごろな「ご近所」がないのです。

 

そのため、友達付き合いにおいて

家の近所のカラオケで、というような

あまりお金のかからない遊びは実現不可能。

 

ある程度遠出もしますし、現地に行って遊ぶので

毎回、当然ながら結構な出費をしています。

 

中学生の友達付き合いは、

公立校でも進学校でも関係なく

ある程度同じですから、

なんだか付き合い悪いよね、となると

少しずつ疎遠になっていくのが世の常というものです。

 

親の言う「経済格差」とまではいきませんが、

友達からハブられたり孤立するのは、

遊びに行けない=お金の問題となってしまうので

気を付けておかなくてはいけない問題といえます。

 

私立中学校は入学した時から、

交際費や細かい出費などなどで

かなりの負担が出てきてしまうのは

覚悟しておいた方がいいかもしれません。

 

 

中学受験校で親同士の学歴を隠しててもバレる

中学受験校では親同士の学歴を隠していても

上記のような子ども同士の「遊ぶ」という

友達付き合いなどを通して

思いもよらぬ形でバレてしまうこともあります。

 

だからといって隠し通すということが得策かといわれると

決してそういうわけではなく

見栄を張らず、謙虚であることがなによりも大事で

知性のある会話に無理をしてついていこうとか、

経済格差の話に理解を示そうとしたりとか、

隠し通してそういった無理が生じる方が

よほどバレてしまったときの反動は大きいものだと思います。

 

中学受験校の多くは、中高一貫校。

 

6年間同じ学校に通い、ほとんど同じ親同士で

顔を合わせているうちに、学歴などはいずれは

バレてしまうもののひとつです。

 

親子で入学できたせっかっくの学校なので、

胸を張って、謙虚に、知る姿勢で挑んだ方が

間違いなく健全な学校生活を送れるのではないかと

僕は思っています。