今回は、中学受験にかかるお金の話。

 

中学受験は何かとお金がかかるという話は、

僕たち子ども側も良く知っていることです。

 

確かに塾や教材費、直前期での塾弁当などを考えると

親の経済的・時間的負担はすさまじいものですし、

中学受験当日の試験費用・遅刻防止のための

前泊費などといった細かい出費、入学後の制服代や教材費、

卒業後の進学などまで考えると、頭がくらむような

莫大なお金がかかる一大イベントが中学受験だとも思います。

 

そのため、中学受験・・・

とくに、人気の私立中学受験をするときなどは

親の学歴のみならず、職業や収入といったことも

親の間では気になるポイントになっているかもしれません。

 

最近では中学受験校でも特待生制度など

収入で入学が左右されないような制度の導入が始まっており、

僕のおうちのように収入に限界があるなどの家庭は、

成績でのし上がりそういった制度を勝ち取るなどしています。

 

ですがやはり、基本的には親の収入は中学受験において大切。

 

今回は「中学受験における親の学歴と収入」に着目して

書いていこうと思います。

 

 

私立中学受験をする親の学歴と収入

私立中学受験をさせる親の学歴と収入は

いったいどのように関係しているのでしょうか。

 

基本的には都内の高級住宅街に住んでいるような、

経済的に余裕のある家庭が

中学受験をするという場合が多いのは

間違いないのですが、高学歴と高収入は

必ずしもリンクしているかどうかは

あまり明らかにされていないことではないかなと思います。

 

ただ、いまの日本では学歴が高ければ良い会社に入れますし

良い会社は当然お給料もはずむと思うので、

一見サラリーマンに見えても、

詳しいことを聞くとびっくりすることもあります。

 

高収入家庭は金融とか商社とかに勤めているお父さんが

多いともよくいわれており、事実そうだと思います。

 

また、私立中学受験をさせる親の中には

自分自身も私立中学校を卒業した学歴を持つ親も多く、

学歴で選別されているわけでは決してないのですが

優秀な学校には優秀な生徒が集まってくるように、

学歴を重視する学校には自然と学歴の高い親たちが

集中する傾向にもあると思います。

 

私立中学受験をする親の平均的な学歴

私立中学受験をする親の平均的な学歴ですが、

多くの場合は4年制の大学を卒業しているようです。

 

というより、大学を卒業していたほうが

選べる職業の幅は広がるし、

どうしてもお金がかかってしまう中学受験では

幅広く仕事に就くことができる大学卒のほうが

中学受験に有利なのは、正直言って事実です。

 

そのため、中学受験のできる家庭というと

その大半は高収入家庭ですし、

高収入を得るためには高学歴を求める大企業に

勤める必要性がどうしても出てくるため、

「高学歴を選んで受験させている」というよりは

自然と高学歴・高収入の家庭が集まってきてしまうという

中学受験独特の循環があります。

 

私立中学受験をする親の平均的な職業

私立中学受験をするおうちの子は

親がお医者さん、ということがかなり多いです。

 

また、親が社長さんだったりするおうちや、

有名な企業に勤める優秀なお父さんといったこともよくあり、

話してみるまで分からないのですが、

公立中学校に行っていたら絶対に会えなかったような

いわゆる「セレブ」なおうちがとても多いです。

 

そして、そういうおうちの子どもたちはほとんど

お医者さんになる、社長になるなどの

意志や夢を持って私立中学受験に挑んでいるのです。

 

正直、私立中学受験をするのは

親の経済状況しかり、子どもの忍耐力しかり、

何か将来への確固たる目的がないと

耐え切れるものではないと痛感しています。

 

なので、「親がお医者さんで自分もお医者さんになる」くらいの

明確な目標と計画性があって受験してきている子たちが

すごく多いなと、入学後に大きな衝撃を受けました。

 

また、私立中学受験では

寄付金に始まり高額の学費の支払いや

どっさり盛り込まれた変わり種の課外学習、

私立中学校でなければ実現しなさそうなニッチなクラブ活動など、

お金が吹き飛んでいく場面が多くみられるため

進学や就職など明確な目的があっての入学と、

私立という特殊な学習環境でも

十分立ち回っていけるようなふところが確かに必要です。

 

私立中学受験をする親の平均的な収入

僕は友達と親のお金問題まで詳しく話したりしないんですが、

話の節々を察するに、どうやら

年収はおよそ1000万円くらいが平均的・・・というか、

私立中学受験を切り抜けるためには

必要なお金であることは間違いないみたいです。

 

ただ、上記のようにとにかくお金がかかるのが

私立中学受験というものなので、

世帯収入が1000万円に達していても貯蓄がない、

というおうちも珍しくはないみたいです。

 

また、お金がかかるのは中学受験だけではなく

入学後の制服代、教材費などの細かいお金や

その後の大学進学などに、

およそ2000万円はかかるといわれており、

良い学歴のためには高額の出費を前提として、

覚悟を決めておいたほうがいいのかもしれません。

 

 

私立中学受験にかかる費用

これはちょっと僕が調べるのは気が引けたんですが。

気になったので私立中学受験をする際にかかる費用を

検索して調べてみました。

 

その時わかったのは、中学受験の際は

6年生の塾代だけでも100万円くらいは

余裕で飛んでいくということです。

 

確かに、集団塾の授業で取りこぼした科目などは

個別塾で補う必要性がありますし

6年生ともなると中学受験では直前期となり、

個別塾にこもる時間や季節講習に参加する回数も増えてくるため、

次第に投資額が膨れ上がるのも無理のない話ではあります。

 

また、念願の志望校に入学した後も

中高で違うパターンの制服を購入したり、

私立学校が独自に定めた高めの教科書や

学校指定のスクールバックやソックス、

さらに部活などの道具やら合宿時の差し入れ品などなど、

とにかく想定外のお金がたくさん出ていくといいます。

 

中学受験でおもにかかるお金

中学受験でおもにかかるお金は

3年間の通塾費用、入学した後の学費はもちろん、

制服代や教材費、部活や保護者同士の付き合いに使うお金、

僕たち子どもが友達と遊びに行くときのお小遣いもそうですし、

私立中学校であれば数十万円の寄付金など、

予想する以上に出費がかさむといいます。

 

とくに見落としているのが

私立中学校に通う子どもたちが

友達と遊ぶ際にかかってくるお金のことと、

子どもが合宿のある部活動を始めた際にかかる

差し入れ品などの予期せぬ出費であるみたいです。

 

とくに交際費は、親が子どもにかける概算を出す際に

計算に入れていないことのほうが多いお金。

 

私立学校では、比較的いろいろな地域から

みんな通学してくるため、

仲の良い友達と遊ぶとなるとどうしても遠出しがち。

 

また、多くの中高一貫校・・・とくに私立学校などでは

高校生になってもアルバイトなどを禁止しているところも多く、

学費にくわえて子どもの遊ぶお金も親に頼るほかないため

親がある程度高収入でなければ、

友達と遊ぶこともはばかられてしまうので

クラスの中で、ちょっと浮いてしまうかもしれないです。

 

受験準備~通塾費用~

中学受験をすると決めたらまず親が覚悟するのが

中学受験の勉強という独特の知識を得るために通う

大手集団塾への通塾費用、補助的位置づけの個別塾のお金、

そして根を詰めるために学年が代わるタイミングで受ける

季節講習への多大な出費です。

 

ただ、中学受験の準備においては

通塾費用だけではなく、直前期に塾に缶詰めになる際の

お弁当のお金や、受験前の健康管理などで

さらに、僕たち子どもにかけるお金は増え続けていきます。

(とても心苦しいですが・・・)

 

母は、中学受験にかかるお金の計算を

単純に大手塾に通う分のみで計算していたため

「あとになってやりくりに苦労した」と語っていました。

 

中学受験に挑むには、潤沢な資金とそれを調達できる

いわゆる「上流」の職業や家柄は

かなり必要になってくるんだと思います。

 

入学後~制服・教材費・その他~

中学受験への投資は入学してからが本番です。

 

入学すれば、多くの場合は制服代、教材費、学費など

大きなものから小さなものまで様々なお金がかかります。

 

中高一貫校の制服代に関しては、多くの学校の場合

見分けのため中高でブレザーの色や形などが違いますし、

また、通う学校によっては上から下まで

(靴や靴下、場所によってはカバンなど小物に至るまで)の

デザインがまるっきり違うということもあります。

 

そのため、中高一貫校に入学すれば

進学に関しての心配をすることはなく

のびのびと青春を過ごすことができるのですが、

制服代やほとんど6年間顔を合わせる親同士のつながり、

細かい部分での出費など、私立中高一貫校では

もしかしたら公立高校に進学するよりも

お金がかかるかもしれません。

 

さらに、学校の持つ魅力にひかれて様々な地域から

入学者の集まる私立中高一貫校では、

そこでできた友達と遊ぶにもある程度遠出する必要があります。

 

しかも多くの私立中高一貫校は

進学実績や難易度の高い勉強のため、

あるいは部活動の活発さや忙しさから

アルバイトができない・禁止されている学校も多数。

 

高校生という遊ぶ時期に差し掛かっても

親からお金をもらって遊びに行くということを

しなければならない側面もあり、

僕たち子どもの交際費にまでその出費は及んでしまいます。

 

ここだけの話、僕がそうなのですが

あんまり友達と遊べないとなんとなく距離ができてしまい

ちょっとばつのわるい思いをするので、

なるべくなら遊びに行けるようにさせてもらえると

僕たち子ども側としては嬉しいです・・・。

 

 

私立中学受験をさせる親の意図

私立中学受験をさせる親は、

僕たち子どもにどういった期待を持ち、

どんなことを考えているのか、

受験期のころは本当に気になって

仕方がありませんでした。

 

高校生になっていろいろなおうちの話を聞き

わかってきたことは、

私立中学受験をするおうちの親は

大学(主に有名・難関とよばれる)進学への有利さ、

分かりやすく一貫した教育方針と校風など、

公立に通わせる以上に安定した将来を期待できるため

ぜひわが子に!と考える傾向があるようです。

 

さらに私立中学受験をできるほど余裕があるおうちの親は

お医者さんや社長さんなど

だれから見てもすごいお仕事をしていることもあるため

同じ職業・仕事をしてもらうために

高い学歴と頭の良さを身につけてもらいたいと

私立中学受験に踏み切る、というケースも多くみられました。

 

また、(とくに収入があるおうちは)受験などで

子どもをひたすら勉強漬けにすることに

批判的であるという傾向も強く、

私立中学校や大学附属中学校へ子どもを入学させ、

思春期のデリケートな時期を

人間形成についやしてあげたいという考え方も

珍しくはないものみたいです。

 

親自身と同じ職業につかせるために学歴が必要

私立中学校の中でも「進学校」「難関校」と

呼ばれている学校でとくに目立っているのが、

親の仕事がお医者さん、社長さん、外交官などのような、

知力・学力・学歴どの面においても

高い水準を求められる職業が多いという傾向。

 

また、そういったエリート層の親は

子どもにもまたエリートの道を歩んでほしいという

傾向も強いため、同じような聡明さを身につけてもらう目的で、

私立中学受験をさせる、そしてよい大学へ進学させて

自分と同じようなエリート仕事をさせようとしているみたいです。

 

また、お医者さんのおうちなどでは

お医者さんである親の姿を見て育った子どもが

その背中を追いかけるように同じお医者さんを

志すという場合も少なくはないため、親の意図とは関係なく

高い偏差値や難関大学への進学実績のある私立中学受験をし、

高い学力と知力を身につけて親の後に続きます。

 

私立中学受験では、こうした

「親の学歴の遺伝」ともいえる循環はよく見られ、

医者の子は医者、名門校出身の子はまた

親と同じ学校に通いたいと思う傾向があるようです。

 

そして結果として、高学歴への道をたどっていきます。

 

中学受験の背景にはこういった側面もあるため、

中学受験をするおうちの親は

高学歴かつ高収入であることが多いともいえます。

 

私立中学受験で親と同じ学歴を手にさせたい

私立中学受験をさせる親の中には、

自分自身もまた同じ学校に通っていた

卒業生親ということもあります。

 

この場合は親の学歴コンプレックスによる中学受験ではなく、

単純に当該の学校の雰囲気に惚れ込んでいるから、

または偏差値の高い名門校だからという理由で

子どもにも同じ学校を受験させる人が多い印象です。

 

後者のパターンは名門校や伝統校とよばれる

私立中学校にとくによく見られ、

親の学校への愛着もさることながら

子どもに高い学歴を手にしてもらいたい、

多種多様な価値観の渦巻く私立中学校で

という子への深い愛情と学校への思い入れで

私立中学受験させるという場合もあるようです。

 

思春期を勉強漬けにしたくない

私立中学受験校には、自由や自主性を尊重し

青春時代を存分にきらきらさせてくれる校風のところも

かなりの数存在しています。

 

こういった校風に魅力を感じたおうちは

私立中学校ののびのびした環境の中で勉強に励んでもらい

自我と自主性、そして本当の意味での自由を身につけ

自分というものを確立した子どもに育ってもらいたいという

考えのもとで、私立中学受験をさせています。

 

この場合の私立中学受験には偏差値や学力、

また子ども自身の学歴といったものはあまり関係ないみたいです。

 

しかし多くの私立中学校は

中高一貫校である場合が多いため(人気も高い)

「高校受験をせずに」自分とじっくり向き合えて

しかも品質の高い教育を受けられる、

さらにのびのびと青春を過ごすことも実現できるという、

盛りだくさんの特典付きであるため

進学校であるかないかに関わらず、人気は常に集中しています。

 

また、子どもの精神的な成長を重視するおうちは

裕福な家庭である場合が多く、

また裕福なおうちはどういうわけなのか

自由奔放な考え方の親も多いです。

 

 

私立中学受験をするなら親の学歴は大卒?

私立中学受験をする場合、

周囲の人たちはエリートぞろいであり、

特に進学校の中学受験をする場合などは

大卒というのは本当に当たり前のことのようになりますし、

みんなすごくセレブな方が多いです。

 

そんな中で学ぶとなると、

やはり子どもの肩身の狭さなどもかんがみて

親は自分の学歴をますます気にするようになっていきます。

 

しかし、親のセレブな層が目立つというだけで、

冷静に教室を見渡してみると、実際のところ

多種多様な家庭環境の友達がたくさんおり、

気にするほどの格差は生まれていないのが現状です。

 

もちろん中にはお医者さん・社長さんを親に持つ

セレブな生徒もいることは確かですが、

肩身の狭い思いをする、ということは

よっぽどのことがない限りないかと思いますし

中学受験をするとなっても、親の学歴や職業といった点は

直接的に合否を左右するものでもないです。

 

 

私立中学受験に親の学歴は関係ない

数十年前までは学校側もエリート校と

そうでない学校を明確に区別していたようなので

親の学歴・職業が中学受験で

力を発揮していた時代もあったみたいです。

 

しかし、昨今では受験生の持つ学力や思考力・好奇心などの、

「本校で学生生活をするうえで」もっとも大切な

自主性や個性を判断基準としているところも多くなりました。

 

とはいえ、そういったエリートが集う

進学校に通える頭脳を持つ優秀な生徒は、

当然のことながら優秀なおうちに生まれ

熱心で手厚い英才教育を受けてきた子が多いため、

必然的に私立中学受験=大卒・高キャリアの親という

図式が生まれやすくなります。

 

本質的に、中学受験に親の学歴は関係のないものと

なりつつある近年ですが、

私立中学受験準備のためのお金や

合格し、入学した後の資金は莫大なものとなるため

そういった面でやはり、ふるいにかけられているのかもしれません。