中学受験は、自分たちの環境を

まるっきりがらりと変えるには、

うってつけともいえる手段だと思います。

 

僕が言うのもおかしいですが、

学校の世界は本当に狭いですし

それが公立ともなると、

地元のいろいろなタイプの子たち

(もちろん合う合わないもある)と、

小中合わせてほとんど9年間、

一緒に過ごさなくてはいけないんです。

 

それが安定であるということもできますが、

多くの場合は公立のそんな環境に

若干の居心地の悪さを感じているのではないでしょうか。

 

少なくとも僕はそうでした。

 

合う友達がいなかったわけではないですが、

ガラが悪い子も多くいて、

なんとなく窮屈というか

居心地がすこぶる悪いなと感じていました。

 

あの過酷な中学受験を頑張ることができたのも、

そんな環境から離れたいという

一心だったのかもしれません。

 

しかし、いままでそういった

いわゆる「ふつう」の学校生活しか知らない12歳の僕と

「ふつう」のおうちと環境で過ごしてきた母は、

中学受験で環境がまるっきり変わって

周りの人間関係もリセットされたことによる

びっくりするような「世界観ギャップ」に

次々と直面していきました。

 

まず、周りの友達の住む世界の違いや

このHPのテーマである「親の学歴」というものを

ちょっと感じてしまう(ごめんなさい)品性や感性の違いなど、

とにかく凄まじい勢いでいろいろな情報が

僕と僕のおうちの中に流れ込んできた感じがしました。

 

今回は、中学受験後に感じた

僕と母の「世界観ギャップ」について、

中学受験と親の学歴についても考察しながら

書いてみようと思います。

 

 

中学受験後に感じた「世界観ギャップ」

中学受験を乗り切ることはできましたが、

環境ががらりと変わった僕に待っていたのは

世界があまりにも違いすぎる

お金持ち家庭の友達や同級生との

驚きばかりの「世界観ギャップ」でした。

 

中学受験のために塾に通っていた時から

そういう周囲の変化はあったと思うのですが、

その時の僕はあまりにも必死すぎて

気が付く余裕がなかったのかもしれません。

 

また、母も塾では志望校がバレたり

僕の学校の同級生との(厳密にはそのお母さんとの)

蹴落とし合いのようなものを避けるために、

あえて友達を作ることなく、

周囲との接触は全くといっていいほど避けて

必要な情報は匿名掲示板などで

収集していたそうです。

 

話はそれますが、お母さん同士の

蹴落とし合いって凄まじいみたいですね。

 

同じ学校を志望するママ友の子どもを落とすために

あえて間違った問題集や過去問をすすめたり、

志望校の悪い噂をわざわざ集めてきてささやいたり、

「うちの子なんかあんな学校とても手が届かない」といいながら、

ライバル受験生のママを油断させて逆転合格したり・・・とか。

 

女の人っておそろしい。

 

それはそうと、中学受験後は周りの人間関係や

僕たち子ども側の友人関係もお金持ちばかりになり

まるごと変わってしまうため、

ありとあらゆる場面でいままでの「ふつう」が覆ります。

 

とくに、お金持ちのおうちは

高学歴な両親であることが多いため

その子どもである同級生の面々にも、

「勉強」の遺伝子が伝わっているようで、

知識の吸収率・定着率の速さや品の良さといった

日常生活に最も近い場面で

世界観ギャップをたくさん感じることがあります。

 

それは母も同じように感じていたらしく、

保護者会などで会話する機会があるとき、

身なりやしぐさ、物腰、会話内容などに

下町情緒あふれる母と

周りのお金持ちとのギャップに

悩み苦しむ日々もあったそうです。

 

子ども目線編

まずは僕の目線からみた「世界観ギャップ」です。

 

教室に入って思ったことはまず、

男子校なのですが想像以上に静かだったことや

みんなどことなく理性的というか

僕がいままでいた小学校では考えられない、

「話の通じる」クラスメイトがかなり多かったことです。

 

中学受験を経験すると成熟するというのは

どこかネット掲示板で見たような、

聞いたことがあるような気がしますが、

それはまさしくその通りでした。

 

僕がいままでいた小学校では

大体の男子は(僕も含め・・・)、

言葉・思考・行動が全部直結していて、

ちょっと下品で極端な話、

うんこといったら速攻で笑うくらいの導火線の短さというか、

本当に単細胞な子たちしかいなかったのですが、

中学受験後、初めて教室に入ってみたら

歴史上の人物の話題で盛り上がっているクラスメイトや、

すわって先生が来るのを待っているクラスメイトなど、

想像していた以上にみんな成熟していて

本当にびっくりしました。

 

本当にみんなが大人すぎて、

僕はもう縮こまってしまったくらいです。

 

社交的なクラスメイトももちろんいたのですが、

小学校でありがちなノリと勢いだけで

ぐいぐいと踏み入ってくるタイプでは全くなく、

話している相手の様子を伺いながら、

ちゃんとくみ取るように会話をしてくれる

さすがともいえる上品さがある社交性でした。

 

教室に入ったばかりのときはそのあたりに

非常に驚いたのですが、

時がたつにつれて、新鮮ともいえる

世界観ギャップをとても強く感じました。

 

というのも、会話が微妙にかみ合っていない瞬間が

少なからず発生するんです。

 

コミュニケーションが取れていないとか

そういう意味合いではないのですが、

なんというか品に差があるというか、

とにかく育ってきた環境が違うというのを

痛烈に感じるかみ合わなさなんです。

 

僕がいた小学校があまりにも動物園だったのか、

僕の荒々しいノリと友達の優しいノリが

全然違うので、中学生ながら

なんだかガラスに触るような慎重さで

最初は会話をしていた思い出があります。

 

長くなりましたが、ここでは

僕が教室で実際に感じた世界観ギャップを

紹介していこうと思っています。

 

世界観ギャップ1:友達の「あるある」が非日常

まずびっくりしたことというか、

会話が微妙にかみ合ってないなと僕が驚いたのが

友達の話す「家族との思い出あるある」が

桁違いにゴージャスだった時です。

 

たとえば、家族の記念日にはレストランや

ホテルで食事をするんだとか、

エコノミークラスで海外旅行に行くことを

ちょっと気恥ずかしそうにしながら

話したりとかいった具合です。

 

海外旅行なんて、そう簡単に行けるものではないですし

エコノミークラスなんて

国内での飛行機旅行でも

僕らからしたらふつうのことなのですが、

それは「あるある」ではないようです。

 

さらに誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントで

もらっているものの数がケタ違いである話もあり、

まずもらうものが

その時はやっているゲーム機はもちろん、

ソフト数点、

 

また、ファストフードの話をしたときや

定食屋とか牛丼チェーンの話をした時などに

「食べたことがない」と興味津々に言われたのが

何よりも衝撃的なことでした。

 

コンビニのおでんも食べたことがないそうです。

 

友達の親は、そういったお手軽な飲食店を

敬遠しているでもなく、

嫌悪しているわけでもないのですが、

ただ行くきっかけがなかったから

入らなかっただけであって、

まったく明確な理由はありませんでした。

 

コンビニのおでんにいたっては

買い方を知らないという友達が大半でした。

 

僕としては何よりも、食生活の違いが、

いちばん衝撃的、かつびっくり仰天した

「世界観ギャップ」だったかもしれません・・・。

 

それ以外にも、なんとなく持っている鉛筆や筆箱が

100円ショップで1ダースまとめ買いのような

粗悪なものではなく、きちんとした

(それはそれはあまりにもきちんとした)

メーカーものだったりとか、

そういった何気ない部分がまぶしく輝いていました。

 

世界観ギャップ2:知識の幅広さと奥深さが半端じゃない

 中学受験後、学歴やキャリアの高い親の子供たちは

その潤沢な家庭環境のためか

いろいろな物事を経験していますし、

そもそも、親が様々に広く知識を持っているため

非常に博識であり、しかもとても

記憶に残る体験をしている子が大半です。

 

たとえば理科の生物や植物に対する知識についても

高学歴・高キャリアな親をもつ友達は

教科書で学んだ知識を

博物館や植物園といった現地での知識として

身に着けている傾向があるため、

問題集やテキストに載っている以上の

奥深く、発見と結びついた知識として

自分のものにしているといったことが多くあります。

 

それは、両親や家庭の潤沢な資金や、

また高学歴・高キャリアな親の傾向として高い

教育熱心な指導や環境などから影響を受けて、

知識の吸収や学習への抵抗感がかなり薄く、

また発見とひもづけて知識を深めている

豊かな実体験をから得た

よりリアルで体温のある、本物にいちばん近い知識を

自ら進んで獲得しているという傾向があるようです。

 

友達が僕に勉強を教えてくれる際は、

その豊かな経験や毎日から得た

オタクといってもいいほどに身のある知識、

ためになる豆知識をふんだんに盛り込んで

まるで雑談のように楽しそうに解説してくれるので、

学校での授業で感じるような苦痛などもなく

すんなりとわからないところを理解することができます。

 

それは、その友達がもともと学ぶのが好きという

性格があったともいえるかもしれませんが、

その性格をより一層伸ばすような教育を受けて

知識を自分のものにする力をはぐくんできた

という、家庭の指導方針の影響も強く出ていると思います。

 

世界観ギャップという話でいいますと、

話してくれる知識を得た背景や、

弱冠小学生ほどの幼い子どもには、

あまりにも十分すぎるほどの研究のさせかたをしている

高学歴・高キャリアな親の教育熱心さに

驚かされることが多かったです。

 

親目線編

中学受験後の親の学歴やキャリアについては

子どもが毎日過ごしている教室内よりも

保護者、とくにママ友間でのいざこざのほうが

よっぽど根深いもののようです。

 

ママ友同士は (僕が男子で子どもだからという偏見もあると思いますが)

とにかく相手の学歴やキャリアを探り

あらを見つけていじめのようなことがしたいという

ひそかな欲求の中で動いているような印象でした。

 

そのため、中学受験後学歴やキャリアの低い親を見つけると、

鬼の首を取ったかのごとくやり玉に挙げ

ことあるごとにちくちくと、

本来であれば隠しておきたい学歴や職業のことを

話題にしてはひそひそと笑っているようです。

 

そういった母親同士の情報交換や

腹の探り合いのために、とくに母は

最初の1年間は極力そういったコミュニティには

近づかないようにし、神経をすり減らしていたといいます。

 

女の子同士、というのも変ですが

僕の小学校でも

女子は何かにつけて「無視」や「仲間外れ」を

周期ごとに作っては男女関係なく攻撃していたので

そういった名残がまだあるのかなと思いました。

 

ママ友同士の探り合いは学歴の噂話にとどまらず

ともすると子ども同士の交遊関係にも

亀裂が入るということもあり、

母は、とにかくそのあたりを警戒していたといいます。

 

世界観ギャップ1:成り上がり妻のセレブアピール

いささか激しい言い方ですが・・・母の言葉です・・・

「成り上がり妻」、パワーがすごい。

 

ここではあえてそう言った書き方をしますが

母のいう「成り上がり妻」は

上記したようなウワサ話、女子の間で起こりがちな

仲間外れや無視といった行動パターンを

いつまでも継続しているケースが多いらしく、

そういったママ友は、すべからく自分自身に対しても

学歴・キャリアに対する根深いコンプレックスを

持っていることがこれもまた多いようです。

 

そのため、「成り上がり妻」たちは

自分の旦那さんの収入や職業の話をするのが好きですし、

自分の子どもが名門中学校に入学できたことを

誇らしいというより、手柄のように語ることも少なくはありません。

 

もちろんそういったママ友たちは

筋金入りのセレブやお嬢様妻たちから敬遠され、

まわりから次第に人間も離れていくそうなので

時間がたつにつれて収束に向かうことが大半なのですが、

毎年現れるトガッた「成り上がり妻」たちに

高級レストランでのランチのお誘い、

共働きであれば確実に働いている時間帯に

お茶会や酒宴のお誘いなどが入ったりすることに

母などは特にイライラし、

「お金がないのね」と世界観ギャップ、

住んでいる世界の違いを見せつけられることに

強い警戒心を抱いています。

 

とはいえ、そういったママ友たちが話すセレブな生活や

中学受験後の親の学歴の違いによる

生活水準の差などに関しての話題は、

セレブ・お嬢様妻たちが絶対に口外しない内容のため、

非常に面白い情報として聞くこともできます。

 

母は高級レストランでのランチなどの話に

イライラすることはあれ、

見知らぬ世界を旅するようで、内心

とても楽しかったとときどきこぼしていました。

 

世界観ギャップ2:チェーン店に出入りしづらい

これは僕が書いたことと少々似ているのですが

やはり、セレブな保護者に囲まれていると

牛丼チェーンやファミレス、ジャンクフードなどの

お手軽に食べられる「チェーン店」への出入りが

少しやりづらくなることがあるようです。

 

また、そういった筋金入りのセレブなママ友たちは

当然のようにコンビニ弁当などの

ジャンクの塊のような食事をとったことがないため、

学校近くのコンビニなどでお弁当やどんぶりものを買うことが

母はどうしてもできないままであるといいます。

 

ただ、この世界観ギャップは本当に

何気ない場面で強く感じることのひとつであるため、

コンビニで出た新しいフレーバーのホットスナックや

話題のコンビニ弁当ちょい足しレシピなど

僕たちが普通に楽しく話題にするような会話内容に、

(そもそも前提となる知識がかなり乏しいので)

食い違いが色濃く出てしまい、

もし見られていたら気にされないにしても

なんとなく恥ずかしいことであるため

出入りがとても慎重になったといっていました。

 

 

ギャップを感じるのは「親の学歴が低い」から?

親子ともども中学受験後のあらゆる場面で、

セレブな友達やいままでとは一線を画す環境の変化に

世界観ギャップを感じて戸惑ってしまう

ということが頻繫に起こります。

 

その困惑の原因のひとつには、

少なからず、中学受験させる際の親の学歴や背景も

関係してきていることかと思います。 

 

学歴が高い親の大半は、

お医者さんや外交官などの

社会的にも地位のある職業に就くことが多く、

また、そういった親たちはあらゆる理由から

お医者さんや外交官などといった

学歴が必要な道を目指して

学力の高い学校や名門・難関大学を

卒業している場合も少なくはありません。

 

また、わが子に中学受験をさせる親は子どもにも

高学歴・高キャリアをつけさせる目的を持っている、

あるいは自分と同じ、お医者さんや外交官といった

地位・名誉ある職業についてもらおうと

考えていることも多く、

そういった家庭環境で育ってきた子どもたちは必然的に

豊富な知識やセレブな実体験を積んでいるものです。

 

そのため、当然のことながら

有名・難関大学への進学者を

多く輩出している中学受験校などは

そういった一流というにふさわしい

家庭の子供が多く進学してくるので、

よりいっそう職業や学歴に関係する

「世界観ギャップ」は感じやすくなっているといえます。

 

そのため、セレブ層や学歴・キャリアといった

将来への期待値やそのための投資といった面で

学校選びを重視する傾向がある中学受験校では、

親も当然ながら自分自身の学歴やキャリアに

少なからぬ自信を持っていることも多く、

また、自信を持つにふさわしい実績や背景を

持っている親もかなりの数います。

 

大半が社会的地位のある職業につくことの多い

親の学歴が高いおうちと比べると、

ふつうのおうちがそのあたりの世界観や

セレブな生活水準とギャップを感じてしまうのは

ある意味、当然のことなのかもしれません。

 

 

親に聞いた!「学歴のためにギャップを感じた瞬間」

中学受験後、親が学歴のためにギャップを感じる瞬間は

日常会話レベルの、ひょっとすると

見過ごしてしまうような些細な出来事に潜んでいるようです。

 

また親が中学受験後、親同士の学歴の影響からくる職業などで

住んでいる世界との世界観ギャップを感じた瞬間は

僕たち子ども側が教室で感じるものよりも

もっとデリケートな問題であり、

かつ鮮烈な印象を持って植え付けられる

驚きとショックが織り交ざった感覚のようです。

また、なかなか僕に断言することは

難しくてできないことですし、

独断と偏見であえて書きますが、

大人の世界だと固定観念というか、

自分の世界をある程度確立している人が

大半だと思いますし、大人になるにつれて

新鮮な発見とか気づきといったものからは

遠のいていっている印象があります。

 

いままで馴染んできた世界が覆されるような

そういう衝撃が世界観ギャップの

地割れのようなあの感覚であるといえるので、

大人のひとたちが与えられるそれは

単なるばつの悪さというよりももっと

価値観とか深い部分に根差したショックなのかも知れません。

 

それが、とくに中学受験後に感じる親の学歴や

職業などといった、生活水準ないし

キャリア・人生に直結するようなものであればあるほど

そのショックはきっと僕たち子ども側が

想像する以上に大きく、強烈なもののはずです。

 

母の情報では、学歴が高い・低いということがあると

もちろん学んでいたことや

専門知識などといったことに違いが生まれますし、

そういった要因が濃密に関係してくる

職業といったことでも大きな差が生まれることは歴然。

 

住んでいる世界や過ごしてきた環境が

あまりにも違うため、

そこからくる話題の広がりや

発想、ボキャブラリー、

また経験や知識量などといったことで、

へだたりや差、ある時は恥ずかしい勘違いが

起こってしまうということは

けっして珍百景ではなく、日常的に起きている光景です。

 

ここでは僕の母情報をたよりに、中学受験後

主に学歴に関することやキャリアが原因で

ばつの悪いギャップを感じてしまう瞬間を

少し書いてみようと思います。

 

ギャップを感じた瞬間その1:知ったかぶりを見抜かれた

専門分野の知識や専門性の高い職業についている

学歴の高い親は、中学受験後

何の気なしにそういった部分で

知識の差を発揮してしまうということがあるようです。

 

これは親同士の間に限った話題ではなく、

僕たち子ども側の間でも時折発生する

「かしこさ」の差のようなものなのですが、

前提として高学歴であるということは

それだけ詰め込んできた情報の量も

頭の中にインプットできる容量も、

いわゆる「ふつう」とは一線を画しています。

 

そのため中学受験後は、

いままで日常会話として話題にしていた

健康バラエティー番組の「体にいい食べ物」だとか

「実は怖い民間療法」といったたぐいのテーマだったり、

はては、下世話ともいえるワイドショーの

タレント同士の恋愛模様に至るまで

親のつながりをリサーチしたうえでないと

おいそれと話すことにかなりの緊張感を覚えるようです。

 

なぜなら、中学受験校には立派なキャリアを持った

お医者さんや社長さん、外交官などの

そうそうたる顔ぶれがそろうこともよくあるため、

お医者さんは当然テレビで話題になる

民間療法の間違った知識はすでに知っていることですし

社長さんや外交官などといった人は

いったいどこで芸能人とつながっているか

可能性は未知数という面もおおいにあるためです。

 

ちょっと見聞きしたことや浅い知識で話してしまうと

もっと深い知識で返される、ということが

たびたび発生する事案のようで、

相手に悪気がこれっぽちもなく

正しい知識を教えてあげようという善意がくみ取れる分、

いたたまれなかったりちょっと恥ずかしかったり

そういった気持ちになることも珍しくはないそうです。

 

またそのように聞きかじった情報の浅さが露呈したとき、

ばつが悪くてちょっと気まずい思いをする対象は

話している親相手だけというわけではないようです。

 

なぜなら、(母いわく)どういうわけか

セレブで博識、学歴もキャリアも高い親の周囲には

先ほど挙げた「成り上がり妻」が

必ずといっていいほど周囲に集まっていることが多く、

成り上がり妻の大半を、他人のあらさがしが

趣味のようになっている人が占めているためです。

 

ちょっと聞きかじったことやうろ覚えの知識を

あろうことか学歴が低い親、

もしくは学歴を気にする親が

口走ってしまったあかつきには、

成り上がり妻たちはそれこそ

その発言は学歴やキャリアのせいだと非難轟々で

その陰口やウワサ話は

またたく間にママ友界隈に知れ渡るとか。

 

僕はちょっとびっくりしてしまったんですが

そんな恐ろしいこともありえるのは

学歴格差が目に見えて出やすい

中学受験の親同士ならではなのかもしれません。

 

ギャップを感じた瞬間その2:「お得情報」に苦笑い

ふつうママ友同士は(僕の偏見かもしれませんが)

スーパーの特売デーとか安売りデーとか、

映画館のレディースデーとか、

ブランドもののセール情報とか、

そういった「おトク」な情報共有は

非常に大切でなんとしてでも手に入れたい情報で、

かつ、そういった情報をたくさん

持っているママ友は、グループ内でも

強い立場を手に入れているような気がします。

 

多くの主婦層・ママ友界隈にとって

そういった「お得情報」の収集・交換は、

必要不可欠なコミュニケーションツールであるという

認識・側面は強いかなと思っています。

 

しかし、中学受験校にあふれるセレブなママ友たちは

基本的にそういう情報に疎いばかりか

おトク情報の良さというものも

あまり重要視していない傾向にあるようです。

 

なんでも、買えるならそれでよしというような感じで

良い意味でも悪い意味でも、

出費に関して頓着が薄いような印象があります。

 

母も、公立での親同士の会話のノリで

近所のスーパーがいかに安く

良いものを買えるのかということを熱弁した際、

それの何がいいのか全く分からない、というような

笑顔とも真顔ともつかない難しい表情と

神妙かつ不可解な反応をされたそうです。

 

とはいえ母ものんきなので、その時は

その話した相手がたまたま疎いだけかと考えて

(母いわく)「あろうことか」

他の親にも同じ話を繰り返してしまったそうです。

 

その時話した別の親は、すこしばかり

顔に気持ちが出やすいタイプだったらしく、

困ったような理解できないような顔をして

まさしく苦笑いを浮かべて

「そうですか・・・」とだけ言ったので、

母はそこで、中学受験校では

セールや安物の話は魅力でもなんでもなく、

むしろ高いものをいかに効果的に身につけられるか、

といった点が最重要視されているのだと

気が付いたといっていました。

 

その瞬間、言い表しがたいこっ恥ずかしさが

胸の奥から突き上げるようにこみあげてきて

中学受験後の親の学歴ゆえの格差のほか、

生活水準の圧倒的な違いを

肌身で感じた瞬間だとも言っていました。

 

 

ママ友との苦労は絶えないみたい

母はめんどうなことが嫌いなたちであるため

ママ友関係などトラブルが潜んでいそうなところとは

極力距離を置いて生きてくという信条の人ではあるのですが、

やはり、保護者会などで顔を合わせるたびに勃発する

成り上がり妻とのバトルや

ひらひらした蝶のようにつかみどころのない

セレブ妻との距離感などに悪戦苦闘しているようです。 

 

僕には全く疎い話ではあるのですが、

女同士の友情というのは

探り合いの側面も強いらしく、

また、相手によって立ち回り方や相槌の打ち方、

表情の変化などにも

微妙な差をつけながら会話をすることもあり、

ママ友界隈でのそういった気の使い方は、

非常に神経を摩耗するものであることは間違いありません。

 

中学受験後の保護者の平均レベルはわりと高く、

僕たちのような「ふつう」なおうちの人たちからすると

住んでいる世界がまるきり違うリッチな親が

周囲にこれでもかとあつまっているばかりか、

一見普通のサラリーマンに見える親でも

生活水準は少なくとも中流以上、という

それなりにお上品なおうちであることも

存外に多いため、ママ友関係を維持するのは

見極めや立ち居振る舞いの巧妙さが求められてくるようです。

 

とくに成り上がり妻とのバトルでは

イライラする気持ちを押し殺しつつ

うまくかわしていくという高等テクニックが

要されてくることもあるといい、

ターゲットとみなされてしまったときの

その対応の大変さには同情するほかありません。

 

さらにセレブな奥様との距離感も

非常に神経をとがらせている必要があるらしく、

まずセレブな奥様層は

しゃなりしゃなりとしているようで

内側に恐ろしい牙を隠していることが

圧倒的に多いパターンであるといい、

そういった「地雷」のようになっている

心の中のデンジャラスゾーンなどへ

踏み込まないようにうまく距離を保つのは

並のママ友関係ではなかった

サバイバルのような臨場感が常に付きまとうといいます。

 

中学受験後は、子ども同士は似た者同士が

校風が明確である中学受験校に集まってくるため、

生徒間でもめる・合わなくて避けるなどといったことは

あまり起こりえることではないのですが、

保護者層は生徒層にくらべると

さまざまな家庭環境や経済環境、また

個性の強い教育方針をもったおうちの親たちが

わんさか集まってくるため、

保護者会などといった親同士で集まる会議の場や、

部活動の応援などで顔を合わせる機会に際した時

うんざりするような緊張感に

襲われることもしばしばあるようです。

 

とくに中学受験校のママ友には

親同士の学歴や職業といったことに

異様にこだわるタイプのママ友も少なくはないため、

それぞれの前での顔や立ち回りなど

考えることや気を使うことは倍以上に増えるといいます。

 

母のように面倒なことが嫌いなタイプだと

ことごとく気疲れしそうな交友関係ですね・・・。

 

 

親子で感じる世界観ギャップ、乗り越えていこう!

中学受験後、親の学歴による世界観ギャップは

僕たち子ども側の教室の中であっても、

親同士の軋轢のさなかであっても、

中学受験校に在籍している以上は

どうしても感じてしまう宿命といえるでしょう。

 

上述したとおり、学歴の高い親は

キャリアも高い職業についている場合が非常に多く、

世界観ギャップが生まれてしまうのは

どうしても、どうしても

避けられない事実であると受け止めるほかありません。

 

とはいえ、僕たち子ども側にとって

そういった未知なる領域や世界観ギャップは

新たなる発見ともいえる

非常に貴重な体験であることもまた

間違いのない事実だと断言できます。

 

中学受験後、親の学歴や職業によって

教室内で生じる知識量や格差といったものは

僕たち子ども側にとっては

これからの成長につながることですし、

中学受験という経験や志望校への合格・入学は

そういった未知なる世界への扉を

あけ放つことも目的のひとつ。

 

中学受験において大切なのは親の学歴による

世界観ギャップにもだえ苦しむことではなく、

新世界への探検による視野の広がりや

知識の深まりなどといった

「今後の成長」がもっとも大切なことに

ほかならないのです。

 

親同士のキャリアや学歴による世界観ギャップは

溝として残ってしまうことは

基本的にどこでも同じかもしれませんから

回避するという手段はこの際

ないに等しいといっても過言ではありませんし、

難しいことなのは揺るがすことのできないものです。

 

しかしあえていうと、僕たち子ども側は

保護者会の喧嘩や格差によるいじめのために

受験を勝ち抜いたのではないのです。

 

また、親もきっと保護者会における

学歴や職業での軋轢を気にしたくて

中学受験を応援してくれたわけでは

決してないはずではないでしょうか。

 

知識の差はいくらでも埋めることが出来ますし

知らなかったことを教えてくれる貴重な人たちに

囲まれた稀有な生活を送れるのが

中学受験後の世界観ギャップの魅力とも

受け取ることができるはず。

 

大切なのはこれからの成長と向上心、

ということを

ハートの奥底に刻み込み、

世界観ギャップにも負けないような

知識量や学ぶことのおもしろさを

追求していきたいと僕は思っています。